壁魚雑記

漢籍や東洋史関係の論著を読んで気づいたこと、考えたことの覚書きです。ときどき珍スポ。

トリックでもないトリートでもない旅立たない

 週末、札幌はcube gardenにてイースタンユースのライブを観た。

 新ベーシストの村岡ゆかを迎えての札幌初ライブ。泥臭い、いぶし銀のカッコよさはそのままに、村岡さんのコーラスにより彩りが加わった新生イースタン。相変わらず身体中の血液が沸騰するくらいエモーショナルなパフォーマンスと吉野さんの絶唱に痺れっぱなしの2時間だった。

 カッコいいライブの後の酒がまずいわけがない。連れとすすきので飲み、さあ2軒目はどうしよう? ポールダンスが見れるバー、バニーガールのいるバーもいいけど、いまはハロウィン時期ということで、前から気になっていた店へ行くことにした。

 

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怪談ライブBARスリラーナイト

 

 1時間に一度、専属の語り手がオリジナル怪談を披露してくれるという怪談バーだ。

 僕たちが着いたときはちょうど前の怪談ライブの真っ最中で入場規制されていたが、待っているあいだに店内からは絶叫が。何が起きてるんだよ…。

 怪談が終わり、店内へ通される。入口からしてアレだったが、内装もしっかり雰囲気づくりがされている。

 

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怪談ライブバーで僕と握手!

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 この手の珍スポはよく行くけど、バーははじめてかも。似た業態でいえば東広島のお化け屋敷カフェ伴天連をマイルドにした感じだろうか。

 

 さて、基本メニューは飲み放題だが、僕が気になったのは別途料金が発生するゲテモノ系。

 

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ショットグラスの底に何か沈んでる…!

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ウジ虫ショット

 

 いやーきついっすといいたくなる見た目だが、ウジ虫は当然ニセモノ。ベイリーズでつくっているらしい。

 店員さんからは「罰ゲーム用だからマズいですよ」と脅かされたが、一息に飲み干す。ニセモノウジ虫はたしかに甘ったるいが、見た目が強烈なだけで普通のテキーラのようだった。このときすでにだいぶ酔っていたので、味覚には自信ないけど。

「全然大丈夫ですよ!」と余裕を見せると、「ゲテモノいけるんですか? じゃあ、お客さんからもらったお土産があるんで…」と店員さんが奥から何かを持ってくる。

 

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いやいや、本物持ってくるんじゃないよ!

 

 いきなりハードル上がりすぎだろ…。

 

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写真ブレまくり

 

 長野のお土産らしいけど、そもそもこれ何のさなぎなんだよ…。

 
  しかし据え膳食わぬは男の恥、せっかく出されたので一匹食べてみる。

 うーん。独特の臭みがあるけど、佃煮っぽい醤油味で意外とイケる。ご飯にのせてもいいかもしれない…。

 

 ほかにも目玉が沈んだテキーラショット「目キーラ」も飲んだけど、こちらも罰ゲーム用といわれるほど酷い味ではない。目玉は何でできているか訊かなかったけど、寒天のような食感だった。まあ、さなぎの後なら大抵のものはインパクトうすいよね…。

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痛そう。

 

 今回は 頼まなかったけど、脳みそを象った「脳ミソ杏仁豆腐」なるメニューもあるようで、次回はぜひ試してみたい。

 

 また、この日はハロウィン期間だったので、特殊メイクの体験イベントを開催しており、せっかくなので僕もゾンビメイクをしてもらうことに。

 メイクさんから「骨格がしっかりしているからゾンビ映えするね」「今日一ハデ!」とお褒め(?)のことばをいただきながらの施術。

 

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インスタ映えよりゾンビ映え!

  USJのハロウィン期間にも簡易ゾンビメイクをしてもらったことがあるけど、こちらの方がダメージの盛り上がり方めくれ方がリアル…!

 メイクさんがいうにはダメージはシリコン製だから肌に優しいそうで、みんな安心してゾンビになれるね。

 

 さて、怪談ライブバーのメインともいうべき怪談ライブ、僕たちが聴いた回は小林エレキさんという若い方が語り手。内容には触れないけれど、語りに臨場感があってしっかり怖い。しかも店内に仕掛けがあったせいで、僕と連れの一人は思わず声をあげてしまった…。

 このお店、リピーター客からは入店時に以前何の話を聞いたかアンケートをとって、かぶらない話をライブにかけるらしい。それだけ語り手の皆さんの引き出しが多いということだろうけど、東京ならいざ知らず、札幌という一地方都市にそういう才能が集結し、ライブバーとして6年も続いているという事実がすごい。ぜひライブハウスのようにひとつのカルチャーの発信地として末永く続いてほしいし、ここから音楽シーンのように怪談シーンが形成されたら面白いと思う。僕もまた遊びに行こう。

  

 店を出てラーメン横丁で締めのラーメンを食べていると、おしゃべりな店のおばちゃんに「あんた、いい顔してるよ。なかなかいないよ、こんな顔」と褒められた。

 そりゃいっぱいいたら困るよ!