壁魚雑記

漢籍や東洋史関係の論著を読んで気づいたこと、考えたことの覚書きです。ときどき珍スポ。

3日間でゴールデンカムイスタンプラリーを駆け抜けてみる~2日目

~2日目~

  2日目は札幌すすきのからスタート。

 まずは小樽市総合博物館運河館へ向かった後、札幌へ戻り、残された北海道博物館と開拓の村を回り、月形町の樺戸博物館を経て旭川へ北上、可能であれば旭川市博物館まで消化したいところ。

 予定ルートは次のとおり。

 

 距離的には1日目より短いが、本日のチェックインスポットはすべて公営博物館のため、16時半までに回る必要がある。旭川市博物館まで消化するなら厳しいタイムアタックを強いられるだろう。

 

 …にも関わらず、わたくし、また寝過ごしましてね。

 

 小樽市総合博物館運河館の開館時間9時半に到着できるよう動くべきところ、すすきののホテルを出たのが9時過ぎ。結果、到着時刻は10時半過ぎと、1時間以上のオーバー。昨日に引き続き自分で自分の首を絞める体たらく。もういい加減にしろよ俺。

 

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 ともあれ第4チェックインスポットの小樽市総合博物館運河館である。

 ARはついに出ました、不死身の杉元!

 杉元のARは小樽市総合博物館の本館と運河館のどちらでも取得可能だが、せっかくなので小樽市らしい景色を見るため運河館を選択。

 館内は小樽の歴史と自然にまつわる展示が盛りだくさんで、この街の歩みを総合的に知ることができる。

 

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 辺見和雄が潜伏してそうな鰊番屋の盛況。


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 商業都市・小樽の商家の様子。


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 アシリパさんに食べられたのか、骨だけになったトド。

 

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 キャラメルが好物だという消防犬「文公」。しかしジンギスカンキャラメルがお供えされてない時点でモグリだとわかる。

 

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 運河館は目の前に小樽運河が流れており、ロケーション抜群。

 

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 こんなイカした横丁もある。半身揚げの人気店なるとも入っているが、ブランチは別の店でとることにする。

 

 本日の一食目となる小樽グルメは、秘密のケンミンショーの小樽あんかけ焼きそば回にも登場した有名店龍鳳

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 …て、こんなにあんかけ焼きそばの種類多かったっけ?大将、ロック好きなんだろうな。

 今回注文したのはMAVERICK焼きそば。

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 黒ごま餡にマヨネーズが絡むこってこてのビジュアルだ。

 ちなみにこの量でハーフサイズ(麺一玉)である。レギュラーサイズは麺二玉だそうで、つくづく頭がおかしい。

 見た目ほどしょっぱくないのでするする食べられるが、やはり朝からこれはヘヴィーだった。

 

 さて、小樽を堪能したので札幌へとって返し、第5チェックインスポット北海道博物館に向かう。

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 ARはアシリパさん(Ver.1)だ。

  博物館のコンセプトは北海道の自然と歴史、アイヌ文化関連の展示に集約されており、小樽市総合博物館と同じ系統である。

 

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 アイヌ以前の続縄文文化のクマが彫刻された鹿角製スプーン。何だこれ、かわいい!


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 オットセイのナニ。徳川家斉ご愛飲の強壮剤も、こうして蝦夷地で作られて江戸へ送られたのか。


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 はじめて見るタイプのアイヌの鎧。


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 アシリパさんといえば弓矢!


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 アイヌの弦楽器トンコリも弾ける!


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 オハゥやチタタプなど、原作でおなじみのアイヌ料理の情報も。いつかは食べてみたい。

 

 北海道博物館を堪能し、すぐ隣(といっても広大だが)の敷地にある第6チェックインスポット北海道開拓の村へ。

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 ARは鬼の副長・土方歳三

 開拓の村は、広大な敷地に再現された開拓時の街並みが見応え充分!

 

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 もちろん建物のなかにも入れる。

 

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 村内では馬車にも乗れる。

 

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 土方が顔剃りをしてもらっていた茨戸の山本理髪店のモデルはここだろうか。佇まいが一致している。

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 和風ウェスタンな開拓時の街並みは、原作で描かれた茨戸に迷い込んだかのよう。

 ゴールデンカムイファンにはたまらない聖地じゃないだろうか。

 

 開拓の村を発ったのは15時頃。少し堪能しすぎたかもしれないが、月形を目指して北上する前に、最後の札幌グルメとしてラーメンを食べることに。

 札幌らしい二郎系味噌ラーメンの名店ブタキングである。

 杉元…この二郎系ラーメンにまた…オソマ入れなきゃいいけど…。

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 オソマおいしかった!

 

 さて、オソマで英気を養ったところで月形へ向かう。

 が、第7チェックインスポットの樺戸博物館に着いたときは17時をまわっており、今回の旅ではじめて見学ができなかった。

 

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 ARは同じ敷地内の農業研修館の入り口のポスターから取得できたが、樺戸博物館本館はかつての樺戸集治監である。つまり、史実でも永倉新八が剣術師範として赴任した監獄である。ゴールデンカムイ云々の前に、一介の歴史好きとして、ここを見れなかったのが、ただただ残念。

 

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 かつての樺戸集治監と、永倉のジイさん。いつかまた来よう。

 

 しかし、せっかく月形まで来たのでご当地グルメは買っておく。

 溝口菓子舗という、和菓子屋というよりは昭和の雑貨屋のような佇まいの菓子店でお土産を購入。

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 看板商品と思しき月形まんじゅうは、こし餡を薄皮で包んだ、見た目どおりの味の饅頭。

 しかしそれ以上に衝撃的だったのが、名産品にちなんだ月形メロン羊羹

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 包装を破いた瞬間から漂う強烈なメロン臭。毒々しい緑色のフォルム。そしてこのワザとらしいメロン味!僕のなかの井之頭五郎もニンマリだ。

 しかし冷蔵庫で冷やして食べるとチープなメロン風味が爽快感に変わり、若干食が進むようになるので、好奇心旺盛な諸兄諸姉はぜひ試してみてほしい。

 

 月形を後にして高速で旭川へ向かう。19時過ぎに旭川市内のホテルにチェックインするが、ブタキングがまだ胃に居座っているため、夕食はとらずに月形の菓子をつまむだけと、わびしい夜になった。

 最終日は旭川から網走、釧路、阿寒湖と、道北から道東を一気にまわるので、今回の旅で最長の移動距離となる。これ以上寝過ごすことは許されない。

 完走できる気がしないなあ、と不安を抱えて2日目は終了となった。